一見するとベーシックで控えめ、かつ品がある。
そういう靴を作り続けたい。
川口昭司/Shoji Kawaguchi
マーキス ビスポークシューズデザイナー
- 1980年
- 福岡県生まれ
- 2002年
- 大学卒業後、
トレシャムインスティテュートに進学
- 2003年
- ポール・ウィルソンに師事
- 2007年
- フリーランスとなる
- 2008年
- 帰国
- 2011年
- 文京区江戸川橋で
〈MARQUESS〉設立
- 2017年
- 銀座に移転
10代の頃からイギリスのファッションやカルチャーに傾倒していた川口は地元の大学を卒業後、トレシャムインスティテュートという職業訓練校に入学。数多くの老舗紳士靴メーカーが集結する英国靴の聖地ノーザンプトンにあり、そこで靴づくりの基礎を学んだ。ここで培った技術は、量産型の靴づくり。ビスポークシューズに目覚めたのは、シューミュージアムで出会った1足がきっかけとなる。それは1920年から30年代製のシンプルなオックスフォードで纏っているオーラが他の靴とは明らかに違った。レザーの表情、フォルム、デザイン、ラストのバランス。控えめであるが品格がある。こんな凄いものが人の手で作れるのかと圧倒された川口は、ビスポークの世界へと一気にのめり込んでいく。
2003年に卒業すると、在学中に知り合った妻と共に、ビスポークシューズブランド[ジョージクレバリー][ジョンロブパリ]から靴作りを依頼されていた職人のPaul Wilsonに師事。ビスポークをゼロから習得する。
ビスポークとはお客様と会って、細かく採寸をして木型を製作し、嗜好を聞いてモデルや素材を決めるフルオーダー。
フィッティングに対するこだわりも強く、それまで以上にやりがいを感じた。
2007年にはフリーランスとなって拠点をロンドンに移してからは、エドワードグリーンのビスポーク部門の総責任者であったトニーガジアーノのチームの一員として働くことになった。2008年に帰国してからも継続してガジアーノガーリングの外注の職人としてキャリアを重ね、3年後の2011年に自身のブランドMARQUESSのアトリエを東京に開いた。
私はイギリスにいた頃、長年履き込まれて愛情がたっぷり詰まった靴をたくさん見てきました。大切に履き続けるという文化が、美しいと思いました。単に商品としての靴を売るだけでなく、大事な一足と長く付き合うという価値観をお客様にお伝えすることが大切だと考えます。
特別なものではなく、いつでも日常的に履きたいと思える、修理をしながら大切にしようと思える、そのような靴を作り続けたいと思っています。
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